交通事故きっかけで女児連れ回しで容疑発覚

17/12/16 12:21
青森署と青森県警機動捜査隊は14日、小学生女児2人を車で連れ回したとして、青森市小柳1の会社員、佐藤大輔容疑者(28)を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。
女児を連れ回している途中に別の車と衝突事故を起こしたことがきっかけで事件が発覚した。

 逮捕容疑は、今月10日午後3時ごろ、県内の公園で遊んでいた女児2人に「別の場所に行って遊ぼう」などと声をかけて軽自動車に乗せ、約50分間連れ回したとしている。
「良くないことだとは思っていた」と容疑を認めているという。2人にけがはなかった。

 県警によると、佐藤容疑者は同日午後3時45分ごろ、信号機付きの交差点で、高齢女性が運転する乗用車と衝突。女性の通報で警察官が駆け付けるまでの間に「帰りなさい」と言って2人を解放した。
警察官には「知り合いの子どもが乗っていた」と説明したものの、あいまいな点が多く、県警が調べていた。

 女児2人は友人同士。佐藤容疑者は以前にも同じ公園で2人に話しかけたことがあり、過去に車に乗せたこともあったという。県警が動機などを調べている。【岩崎歩、北山夏帆】