スキャルピングOKのFX業者で安心の短期売買
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では、なぜ口座凍結するほどスキャルピングは嫌われてしまうのでしょう?
その理由は、FX業者が採用する取引方式に関係していると思われます。

FX業者の取引方式には、大きく分けて2つの分類があります。DD方式とNDD方式です。
日本の多くのFX業者はDD方式(Dealing Desk方式)を採用しいて、
顧客から受けた注文をそのまま提携先の金融機関(インターバンク市場)に流さずに、
間にディーラーの判断やアルゴリズムを介して、ある程度纏まった額で流すことになっています。
つまり、個人の顧客の注文を受けてもインターバンクに流すまでのタイムラグがある、
またはインターバンクに流さずにそのまま業者が呑んでしまっている場合もあります。

FX業者側から見ると顧客から入った注文をインターバンク市場に流す前に、
反対売買で利食いされてしまう超短時間のスキャルピングは、企業にとって損失となってしまいます。
小ロットならまだしも、大ロットでの超短時間スキャルピングで、
ましてや安定して利益を積み上げている顧客は、業者にとって邪魔者でしかない訳です。
口座凍結の理由は、大っぴらにはしていませんが、そんな理由があるからだと思われます。

DD方式を取っているFX業者にとって、短時間利益を取るスキャルピングは、
顧客が利益を上げると業者の損失になり、顧客が損をすると業者の利益になります。
このように、顧客の目的と業者の目的が一致していません。それなのにDD方式を採用する業者が多い理由は、
市場参加者の7割がトータルで損をするので、
安定して勝っているデイトレード以上の顧客の注文だけ提携金融機関に流してスプレッド分の利益を貰い、
その他負け組にいる通常の顧客の注文は自社で呑んでしまった方が企業の収益が良くなります。
更に、企業の損失でしかない「収益を上げ続ける超短時間スキャルパー達」を、口座凍結して排除してしまえば、
企業が安泰となるのでしょう。