今回激戦区と目されているのはWI, MI, PA, GA, AZ, VA, NV, NH, NC。
このうち最初の5つ(WI, MI, PA, GA, AZ)は8年前にトランプが勝ちながら4年前にバイデンがフリップした州。
次の3つ(VA, NV, NH)は民主が2連勝してるが今回はトスアップになっており、逆にNCは共和が連勝したのが今回はトスアップ。

前回のバイデンは計306の選挙人を取ったのでカマラは今回36人減らしても過半数の270にギリギリ到達する。選挙人の数はWI 10, MI 15, PA 19, GA 16, AZ 11なので数の多いPAとGAの2つを取ってVA, NV, NHを維持すればWI, MI, AZ, NCは落としても可能。
しかし、これは残り全てを3連勝する事が前提なのでまさに薄氷を踏む事になる。

両党にとって最大の課題はこれらの激戦区でどれだけの中間層を取り込めるか。
これらの州で民主、共和に登録している有権者の数はそれぞれ1/3ずつ程度で、残りの1/3はオフィシャルには無党派。この1/3がオバマ→トランプ→バイデンに行ったり来たりする事でここ3回のアメリカ大統領は決定されている。