>>485

続きを書くぜ

俺がシャワーを浴びてベッドに戻ると
まるで何事もなかったかのように
いつものとおり
その女性はいびきをかいていてな
すっかり寝入ってしまっていたぜ

パリを旅立つ日の朝
俺はその遺跡調査チームの女性たちと
初めて朝食を共にしたぜ

ルーフバルコニーのようなところに
こじんまりと設営されていた
カフェテリアでよ
パンとコーヒーのみの
コンチネンタルブレックファーストを
とりながら
つかの間の会話を楽しんだぜ

ホテルをチェックアウトし
メトロで女性たちは
シャルルドゴール空港へと向かい
俺はリヨン駅へと向かったぜ

俺が途中の駅で
メトロから降りようとする寸前に
ルームシェアをしていた女性が
俺に向かって
Try asking that of your girlfriend.
Good luck!
と言う声が聞こえ
俺は1人ホームに降り立ったぜ

リヨン駅では窓口で
ユーレイルユースパスに使用開始の
日付けを入れてもらい
TGVの予約を取り
いよいよ俺の鉄道の旅が
スタートしたぜ