奇病で死ぬなんて定義からも殆ど有りえないし、難病は日米問わずほとんど治らない、だからこそ難病。大多数の人間にとって健康寿命を決めるのはそんなレアケースじゃなくて、遥かに普遍的な、大衆医療、衛生環境、治安、経済、食生活、交通などなど。
結果論として日本は世界一の健康寿命国なんだから大成功してるわけで、その事はアメリカでもよく知られてる。日本の問題はそこじゃなくて少子化。

アメリカの医療で最近問題になってるのは、自分の子供への予防接種を拒否する大人たち。この大多数はアッパーミドルの白人で、地域によっては子供の1割以上が予防接種拒否という公衆衛生的には危機的な状況。はしかのアウトブレイクから死者が出るという後進国並みの現況。

拒否の理由は宗教もあるが、予防接種が自閉症を産むという説を信じてるのも多い。この説自体は科学的にはとっくにデバンクされてるんだが、その背景にはアメリカで子供の自閉症が近年急増してる事実がある。
その数は今や男の子37人に一人で、他国の数倍。増加のひとつの理由は診断の早期化なんだが、それだけではとても説明できず、他の原因として環境汚染、出産時の親の高齢化などの説がでてる。