自分にとってのチューリップはアルバム同等以上にシングルの存在が大きかった
憧れのビートルズに倣ってシングルはアルバムには収録しない形態
チューリップガーデンのライナーノーツで小倉エージ氏がチューリップのシングルについて書いてるけど激しく同意だよ
二期になって特に「夏の夜の海」辺りからもう一期の頃のポップ&コマーシャリズムに充ちていたシングルの魅力がすっかり褪せてしまったんだよね
二期の財津作品のクオリティは確かに高いとは思うよ、ドラマティックなアルバムはあれはあれで良いんだろうけど決定的にポップスとしての楽しさが欠けてるんだよね
オールウェイズ組の脱退はソコが原因でしょ
で三期になったら二期の頃の作風はすっかり影を潜めたけど自分には三期は晩年のドリフの「8時だよ全員集合!」見てるのと同じ痛々しさを感じてしょうがなかったなぁ
子供の頃大好きで夢中になって見てたから
そこまでして何故に財津和夫はチューリップに拘るの?って感じてた
で解散って聞いた時は残念とかって気持ちは全く無かったね、あぁ遂に解散かって
で最後のシングルの「ストロベリースマイル」が本当に素晴らしい楽曲で凄く嬉しかった、2期以降のシングルでは一番好き
「何でこんな作品を今迄作ってくれなかったんだよ」って思ったよ
ラストアルバムのWellは別れをテーマにしたハートウォーミングなチューリップ本来の魅力の詰まった素晴らしいアルバムだと思う
最後の最後に『チューリップ』の財津和夫の底力を見せてくれたビートルズの「アビーロード」の様な作品だと思います