>>350
お待たせしました続き書きます
(第4部の続き)
当初は大村に抵抗を覚えたミリであったが、彼の仕事観や情熱、また自分の才能を認めているがゆえの愛の鞭であることを理解しはじめ、次第に打ち解けていった。
ミリが働く女性の心に寄り添う曲を多く書いていこうという方向性を決めたのもこの頃である。また、一作一作において自分自身のファッションを華々しく変えて行こうとも決めた。
大村との仕事を通じ、ミリのシンガー人生は確実に彩り鮮やかなものとなっていったのである。
出会って5年目の1997年、大村はこの世を去った。