阪神間モダニズム

1900年代から1930年代にかけて、六甲山系と海に囲まれた理想的な地形を有する
阪神間(神戸市灘区・東灘区、芦屋市、西宮市、宝塚市、三田市、川西市)を中心とした地域を土台に育まれた、近代的な芸術・文化・生活様式とその時代の状況を指す。
大阪府箕面市、豊中市、および神戸市須磨区・垂水区辺りまで、その文化圏は拡大していった。

京阪神の豪商階級の豪壮な邸宅を住吉村(現神戸市東灘区)の地域に次々と建築していった。
文化的、経済的な環境が整ったことから芸術家や文化人などが多く移り住み、
別荘地であった六甲の山上および緑豊な市街地となった山麓に、ブルジョワと呼ばれる富裕層を対象とした様々な
文化・教育・社交場としてのホテル・教会(カトリック夙川教会など)が造られ、リゾート地が形成された。

そして、これら西洋文化の影響を受けた生活を楽しむ独自の生活様式が育まれたのである。
それらは、現在に至る日本の芸術や文化、教育、娯楽、生活に多大な影響を与えた。
現代でも高級住宅地、ブランド住宅地として日本屈指のエリアとなっている。

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緑豊かな日本屈指の高級住宅街【芦屋〜夙川〜苦楽園】は日本のビバリーヒルズと称される。