、「お宝球団」に去られる札幌市。ある市職員OBが怒りを込める。

「秋元(克広)市長以下、市が大馬鹿だったというしかない。ドーム運営は市の天下りが牛耳り、危機感もない。『どうせ日ハムが頭を下げてくるんだろう』と高を括っていたんですよ。
今後、ドームは閑古鳥が鳴き、市で唯一黒字だった東豊線も赤字になるでしょう。馬鹿を見るのは納税者の札幌市民ですよ」

 2004年から札幌を拠点にしたファイターズは、第三セクター「札幌ドーム株式会社」からドームを「リース」していた。しかし、年間リース代は9億円。さらにグッズなどの売り上げも
すべて市に吸い上げられる。イベントなどのたびにトレーニング
機器を片付けたりしなければならず、そうした費用も球団持ち。市に払う金は20数億円に上ったが、球団の値下げ要求を市は聞かないどころか値上げまでした