沢村賞選考に関しては当時の週べ記事をアップしてるブログがあるから
それを見て判断しろ
https://blog.goo.ne.jp/grussgod/e/bfe34b653943af20a97f23d2ac06f8b5
中華料理店で5つの円卓に分かれて食事を取りながら読売新聞社・星野敦男部長が進行役、三宅卓運動部長が質問に答える役として会は始まった。
恒例で先ず数名の候補者が挙げられ、その中から小松(中日)が外され最後に西本と江川が残った。
ここまでは特に例年と変わらず進行していたが微妙な空気が漂い始めたのは、
日刊スポーツ・金井清一部長の「この賞には人格的な基準はあるのか」「今年だけの成績だけが対象なのか」といった質問が飛んでからだ。
三宅部長は「これまで人格云々を加味した例はない。あくまで今年の成績が対象」と答えたが、このあたりから次第に西本を推す声があがり始めた。
「前の日に部下たちの意見を聞いたらほとんどが『江川以外いない』だったので自分もそのつもりで出席したのだが、
そのあたりからオヤオヤ?という空気になった」と語るのは日本経済新聞社・峪卓蔵部長。

朝日新聞社・田中康彦部長の「巨人の優勝は前半戦の快進撃で決まったと言っていい。開幕投手の重責を果たし独走態勢に入った時点の成績は西本が10勝2敗、江川は7勝3敗だった。
江川の勝ち星は独走後にあげたものが多い。優勝への貢献度は西本の方が上」と発言すると、
デイリースポーツ社・近藤敬部長が「数字で判断するのが客観的」と反論し江川を支持した。
すると田中部長は「数字だけで決めるなら公式記録員に委嘱すればよく、こうした会を開く意味は無い」とあくまで西本支持を崩さない。
しかし近藤部長も負けていない。「優勝への貢献度を評価するのはMVPではないのか?沢村賞はあくまでも投手としての力量を評価するべきだ」と。