>>986
若い正視の人が33cmの物を見ようとすると、-3Dの近視と同じ状態になって焦点が合う。
-6Dの近視の若い人は、33cmの物を見る時には-9Dの近視の状態となっていて、
そこに-6Dの眼鏡をかけると-3Dの近視の状態となって33cmに距離に焦点が合う。
老視というのは、このような近くを見るための調節幅が狭くなってくる状態。
60代半ばまでには、この調節力がゼロになる人が多い。そうなると、
-6Dの近視であれば6の逆数すなわち0.17mの距離だけに焦点が合い、それより近くも遠くもぼやける。
完全矯正の眼鏡・コンタクトでは無限遠のみに焦点が合って近くの物は全てぼやける。
眼前33cmの物を見る時には近視の度数を3D減らした眼鏡またはコンタクトが必要となる。
完全矯正のコンタクトの上から+3Dの眼鏡を掛けても同じこと(こっちの方がわずかに字が大きく見える)。