仙台市議会(定数55)は11日、
正副議長の2年交代の慣例に伴う正副議長選を行い、
議長に最大会派・自民党の斎藤範夫氏(63)=泉区、4期=、
副議長に第2会派・公明党市議団の菊地昭一氏(66)=若林区、5期=を選出した。
 国政与野党が激突した7月の市長選の構図を継承。郡和子市長の対立候補を支援し、
市議会で多数を占める自民、公明両会派を中心とした「市政野党」が議会運営の主導権を握り、
郡氏の議会対策はより難しくなりそうだ。
 議長選では自民、公明、市民ファースト仙台が支持した斎藤氏が、
3会派の合計人数に当たる35票を集めた。
民進党系の市民フォーラム仙台や共産党市議団、
社民党市議団が推したアメニティー仙台の田村稔氏(63)=宮城野区、5期=は20票だった。
 副議長選も議長選と同じ構図で、菊地氏が35票、
市民フォーラム代表の岡本章子氏(53)=太白区、5期=が20票だった。
 当選後のあいさつで斎藤氏は「公正で円滑な議会運営に取り組む。
行政当局とは一定の緊張関係の下で真摯(しんし)に議論する」、
菊地氏は「不断の議会改革が必要だ」と決意を述べた。

<仙台市議会>議長に自民・斎藤氏 副議長には公明・菊地氏 | 河北新報オンラインニュース
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