■大阪維新の会市議、チラシ代を架空計上 市議会で謝罪、釈明
2日に開かれた大阪・堺市の市議会で、大阪維新の会の小林由佳(よしか)議員が、政務活動費の不適切な支出について謝罪した。
小林市議は「このような事態を招いてしまったことに対しまして、心よりおわび申し上げます」、
「本当に重大に受け止めて、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
小林市議が政務活動費として計上した活動報告のためのチラシが、実際には配布されていなかったという。
およそ2カ月前、FNNの取材に小林市議は「発注もしたし、ポスティング会社からは、
『ポスティング(チラシを配布)をした』と完了書もいただいているので、
わたしは、ちゃんとやっていただいていると思っている。(どこに配布した?)北区と言っていた」と、
堺市北区で業者が配布したはずだと主張していた。
そこで、北区の住民に聞いてみたところ、
「こんなの見たことないよ」、「わたしの知る限りでは、見たことない。今、初めて見ました」などといった声が聞かれた。
取材した中でチラシを見た人はいなかった。
今回の問題が発覚したきっかけは、市民の男性が行った住民監査請求だった。
住民監査請求を行った堺市民の男性は
「集合住宅で聞いても、誰も『見たことがなかった』と。これは絶対に虚偽だなと」と語った。
男性が、北区に住む79人に聞いたところ、78人が見たことがないなどと答え、1人がわからないと答えたという。
堺市の監査事務局は、過去4年間に支給された小林市議の政務活動費のうち、
1,041万円について支出が確認できなかったと発表している。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00307415.html