大阪市の周辺市町村も特別区になるにあたって住民投票があるとは限らない。
歴史や愛着で特別区になるのが嫌な住民が多数だとしても
新たに特別区になる区がひとつなら
議会の賛成だけで特別区にすることができるのだ。それは

大都市地域における特別区の設置に関する法律 最終改正:平成二六年五月三〇日法律第四二号
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO080.html

第八条  関係市町村及び関係道府県は、全ての関係市町村の前条第一項の規定による投票において
それぞれその有効投票の総数の過半数の賛成があったときは、共同して、総務大臣に対し、
特別区の設置を申請することができる。ただし、指定都市以外の関係市町村にあっては、
当該関係市町村に隣接する指定都市が特別区の設置を申請する場合でなければ、当該申請を行うことができない。

の住民投票で過半数なら特別区にするという規定は

第十三条2項
特別区を包括する道府県の区域内における当該特別区に隣接する一の市町村の区域の全部による
一の特別区の設置については、〜〜〜〜〜第八条第一項中「関係市町村及び関係道府県」とあるのは
「特定市町村及び特定道府県」と、「全ての関係市町村の前条第一項の規定による投票において
それぞれその有効投票の総数の過半数の賛成があったとき」とあるのは「当該特定市町村及び
特定道府県の議会が特別区設置協定書を承認したとき」と、第九条第四項中「関係市町村」とあるのは
「特定市町村」と読み替えるものとする。

により住民投票抜きでも特別区の数がひとつなら府と当該市町村の議会の賛成だけで特別区にできるのだ。
条文を流し読みしただけでは普通は気づかないだろうがな。