「高い授業料だった」 静岡・川勝平太知事

 経営再建中の日本航空と静岡県との運航支援金支払いをめぐる訴訟が、週明けにも和解する。
しかし内容は、県が請求された額の98%を日航に支払うという、県の完敗といえるものだ。
 このため県議会からは、「県民の税金を使うのはしのびない」「県は謙虚に受け止めて反省を」
と厳しい意見が相次いだ。
 ところが、訴訟の発端となった覚書は、前知事と経営破綻前の日航との間で結ばれたもの。
このため“途中登板”となる川勝平太知事は14日、「県にも強い者にへつらうという官僚的体質の
ようなものがあったと思う。日航が強い立場に立って、こちらがへつらう形になって、片務的な
覚書が締結された。高い授業料だった」と釈明し、相手の請求のほぼ満額を支払うという、ほろ苦い
決着を飲み込んだ。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/111016/szk11101608010005-n1.htm