「維新」の首都圏得票伸び悩むとの見方 大村知事

 大村秀章知事は一日の定例会見で、大阪を拠点とする日本維新の会は次期衆院選で、首都圏での得票が伸び悩むとの
見方を示し「できるだけ(連携を)広げていった方がいい」と述べた。河村たかし名古屋市長が率いる減税日本や、
みんなの党とも選挙協力を模索し、第三極全体での議席増を目指す考え。主なやりとりは以下の通り。

 −知事は第三極の連携を繰り返し唱えているが、第三極全体で衆院の過半数を狙おうと思っているのか。
 民主もいて自民もいて、どこも無理でしょう。過半数はとてもとても。(第三極で)一議席でも多く、ということです。
できるだけ勢力を大きくした方が発言力は大きくなる。

 −日本維新の会にとっては、他党と連携して議席を増やすより、維新単独で議席を増やした方が、次の政権に自分たちの
意見を反映させやすくなると思うが。
 ドーンと議席を取れればいいけど、大票田の関東、首都圏をどうするのか。衆院の議席の七割は関東、東海、近畿。特に
関東は体制が十分じゃない。できるだけ広げていった方がいい。

 −日本維新の会は、関東では伸び悩むとみているのか。
 各社の世論調査をみても、そういう傾向は出ている。特に首都圏では同盟軍を組む必要がある。一議席でも上積みする
ためにはどうしたらいいか。できるだけ大きく広げていった方が、われわれの目指す政策を(政権に)聞いてもらいやすい。

 −知事は日本維新の会の顧問に既に就任したのか。
 いや、まだでしょ。そういう話を前向きに考えているということです。現段階では。

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121002/CK2012100202000033.html