まずは定義から。ここでは "零点集合" を定義する。

定義
複素数全体をCと置く。
写像 f:C→C に対して、{ z∈C|f(z)=0 } という集合のことを、f の零点集合と呼ぶ。

定義
写像 f:C→C に対して、C_f:={ z∈C|f(z)≠0 } と定義する。
このとき、C−C_f={ z∈C|f(z)=0 } であるから、f の零点集合は C−C_f と表現できる。

たとえば、f:C→C を f(z)=z(z−1)(z−2) と定義すると、
fの零点集合は {0,1,2} だから、C−C_f={0,1,2} となる。