>>253 の つづき。
そのころ、おれらは「プリンプトン322」の解読に挑戦していたのだが、
パソコンを使って {n^2 - m^2, 2mn, m^2 + n^2} という
結城 浩さんの『数学ガール』に出てくる式(同書では、
「ピタゴラ・ジュースメーカー」という名前で出てくる)を使っても、
なんか知らんがプリンプトン322に出てくる 15 個が、ぴったり出て
こないのよ。
で、「気ぃ悪いなぁ」と思ってたら、ユークリッドが違う形の
式({(q^2 - p^2) / 2, pq, (p^2 + q^2) / 2})という式を
使ってみたら、ばっちり一致しちゃった …… と思ったら、
なんかしら一個多くて 16 個出てきちゃったんよ。
でもって、「これは、上限は √3 じゃなくて φ じゃねぇの?」
と思ったら、「√2 にしろ φ にしろ、連分数で表せば循環する
じゃん」ということになり、「じゃあ、バーニングとホールの
定理を、連分数使ったらなんとかなんねぇ?」と思ったわけ。