>>148

オリジナルではあった箱が省かれたってことだろうね
2年ぐらい前かな、アーノルドの『古典力学の数学的方法』など理数系の数タイトルがハードカバーで復刊された時もやはり箱は省かれた

でもね、岩波基礎数学の単行本化したシリーズ(学部初中級用のクリーム色のシリーズと学部上級用の白いシリーズ)の箱みたいに接着剤で組み立てられた箱は良いんだが
昔の箱入りの箱のように箱の天と地での接合が接着剤でなくステープル止めだと、長期間置いていると空気中の湿気のせいでステープルの針が錆てしまい
そこから箱が壊れたり、その錆の粉が本の天に落ちて、本のページが鉄さびの酸性で腐蝕されたりするから、箱があるのは痛し痒しなんだよ
確かに箱は埃除けとしては有能なんだが

海外の本は箱なんて消えて久しいし、日本でも理工系に限れば箱入り書籍を出すのは今や岩波ぐらいのものでしょう
なので、箱を省いて値段の上昇を抑えたのならむしろ良心的だと思うよ