>>13
> 他の巨匠たちはどうなんだろう。
> 才能のある子はうまく救われる仕組みがあった
> のか、単なる偶然なのか。

具体的なソースはない(昔、何かで読んだが何だったのか忘れてしまったので)が、
ソ連は初等教育の段階から個々の児童の適性をチェックして特別な才能がありそうな子供を選抜して
その才能を伸ばすように選ばれた教師(スポーツならコーチ)による英才教育の中で互いに競わせて切磋琢磨させて
本当に優れた才能の持ち主を育て上げていたようだ

これは学問だけでなくスポーツや芸術(例えばバレエや音楽など)の分野でより顕著に行われていたらしい

だからこそ、日本の2倍ほどしかない人口で日本よりも経済的には劣り軍事費にあれだけ昔から使っているのに
あれだけ多くの優れた学者や芸術家、スポーツ選手(ドーピングもあるだろうがやはりアスリートとしてのレベルが非常に高いから
あれだけのメダルを獲れたのだろう、あれをドーピングのお蔭だと切って捨てるのは大変な間違いだと思っている)を
旧ソ連時代は輩出し続けられたのだと個人的には思っている

話をソ連の数学に戻すと、なんと言うか、ソ連の数学は西側先進国のそれとは異なり、純粋数学と応用数学とが混然一体となっているイメージがあり
それがソ連数学に独特の泥臭さと同時に力強さを与えている根源ではないかと思っているが、これはあくまでも私個人の感覚という極めて主観的な感想です
ロシアになってから数学でも何となく西側諸国に右へ倣えしてしまって独特の泥臭さや力強さが失われたのではと危惧しているが、ペレリマンのような人材を
今でも出してくるのだからやはり今でもロシア数学は個性的な面を完全には喪失していないのだろう