つまりこういうことです。
論文6ページ目に引用された>>415では
「tがcの倍数でない場合は、2^(qr-1)(1-(p^(n-1)+p^(n-3)+…+1)/(p+1)^(qr-1))/tが 割り切れるときこの値をwとすると」の文で定義したwが整数だと決めつけていますが、
2^(qr-1)(1-(p^(n-1)+p^(n-3)+…+1)/(p+1)^(qr-1))は5ページの結論からtp/cに等しくなるので、
cが素数pの倍数でなく、tがcの倍数でない条件を仮定していますからtp/cは整数になることはありえません。
つまり整数でない数2^(qr-1)(1-(p^(n-1)+p^(n-3)+…+1)/(p+1)^(qr-1))を整数tで割った商であるwは整数ではありえません。

wが整数でないのですから、cとwの積が素数pと等しくなることは不適とは言えません。
したがって、6ページ末尾の「tがcの倍数であることが必要」という主張は成立しません。この点が不備となります。