>>492
> 何かがx個入った袋がy個あるときに、総数をx×yと書くかy×xと書くか、合理的な理由による取り決めがあるのですか?

でまあ、これに回答しておこうか。言った本人は答を言いたくて仕方ないが、言うのが怖くて仕方ないらしいからねw

「総数をx×yと書くかy×xと書くか」(何の総数か書くものだがねw)は、どちらも書かん。xy, yxだからな。だがまあよい。
で、「取り決め」の前に数学が何をするものか確認しておこう。分かりやすいよう、自然数の乗法に限定しておこうか。
xy, yxとも、数値xとyの乗算に過ぎん。一切の具象と関りがない。何かがx個、袋がy個というのは数学ではない。
そういうのは応用数学ということだ。大学の応用物理学科が工学部にあるのと同様、数学の外にある分野なわけだね。

従って数学の慣習、取り決めといったものは、具象に数学を応用した分野にはない。数学を使う側の責任で数学に反しない範囲で「取り決め」すればよい。
では、上記の応用数学分野の問いにはどう答えるべきか。実は回答がない。まず選択肢の欠陥がある。
1つ抜けてるわけよ。「どちらでもいいのか」がね。さて、上記引用文はコンテクストがない。だから、一般化されているわけね。
どんな状況でも使える「取り決め」があるか。「どちらでもいい」を含めて、ないね。

数学から直接引き出せるとしたら「どちらでもいい」なんだが、順序を限定しているケースもある。
例えばコンビニなどのレシートの記載をかけ算の順序と考えるなら、個数×単価であることが多いが、逆もある。
それぞれ、店舗ないしは企業ごとで決めてるわけね。決めた順序と逆は許されていない。まあ、レジから出たシート書き直す奴もおらんだろうがw
角材なんかでもそういうことがある。縦、横、長さを定義しておいて、例えば「縦×横×長さ」と書くよ、と決めていたりする。
順序を間違うと手配すべき角材と違うものを送ったりしてしまうから、必ず取り決めた順序通りにする。
(続く)