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新種のナマズ、東海地方で発見 57年ぶり、琵琶湖博物館技師ら

2018年8月18日 01時00分

滋賀県立琵琶湖博物館(滋賀県草津市)は17日、
同館の学芸技師、田畑諒一さん(31)=魚類学=らの研究グループが、東海地方の川で、国内で4種目となる新種のナマズを発見したと発表した。
渓流などの谷川に生息することから「タニガワナマズ」と名付け、16日付の国際学術誌「Zootaxa」に論文を発表した。
国内でのナマズの新種発見は、57年ぶりといい、9月8日から同館で展示する。

在来のナマズはこれまで、全国に広く分布する「ナマズ」と、琵琶湖や周辺河川のみに生息する「ビワコオオナマズ」「イワトコナマズ」の3種類とされてきた。

田畑さんによると、タニガワナマズは体の色や歯の形がイワトコナマズに似ており、その他の部位はナマズに似ている。一方で、体が比較的細長く、渓流など流れの速い環境に適した形をしており、他種とは異なる特徴という。
成長後の体長は他のナマズと変わらず、最大50センチ程度という。

田畑さんは2010年に三重県の川で、在来の3種と特徴が異なるナマズを捕獲したが、詳しく調べていなかった。
研究仲間の勧めもあり、改めて16年4月からグループで調査を開始。東海地方の各地の川で約40匹を捕獲し、姿形の比較や遺伝子検査をして、新種と判明した。

このナマズは三重県以外でも愛知、岐阜、長野、静岡の各県で生息が確認された。
グループは「個体数が少なく、乱獲されると絶滅の恐れがある」として、具体的な市町村や河川名を公表していない。

田畑さんは「今後は生態調査をしたい。発見が、種の保全につながればいい」と話している。
(中日新聞)