>>228
横レスなんだが

> やはり大学院レベルになると洋書ばかりになってくるんですかね?
> つまり日本の数学の専門書は学部向けが多いということでしょうか?

大学院レベルの教科書かそれ以上の専門書は日本語でも皆無じゃないがやはり極めて少なくなるのは事実
理由は簡単で大学院レベルかそれ以上だと日本だけでは販売できる部数があまりに少なくなりすぎて
妥当な価格(例えば1万円以下とか)だと商業的に採算がとれないか商業的に採算が取れる値段にすると高くなり過ぎて
実際に売れる部数が更に激減してしまう(その結果、やっぱり実際には採算が取れないという事態に陥る)ため

だから院レベル以上の専門的な数学書でも「読めもしないのに憧れで買う」という「マニア買い」が期待できる「人気」分野ならば
実際に多少は日本語で出版されてるよね

例えば代数幾何とか数論(それに加えて最近だと素粒子論とくに超弦理論に関係する分野の数学)とかの「華やか」な分野は
数学科に行ったけど(あるいはそもそも諸々の事情で数学科に行けなかったから)職業数学者への道を諦めた数学ファン(または理論物理ファン)の中でも
憧れで買うのが一定数いるから「こんな難しい専門書が出版されちゃう訳?!」っていうのも偶には出版されたりするけれど
ファンという素人に受けないプロ専用の「地道」な分野だと日本語で院レベルかそれ以上の高度な教科書や専門書が出版されるのは(皆無じゃないけど)非常に少ない

長文でスマン