思い立ったが吉日で時間と皮だけはムダに余ってる俺はさっそく行動に移した。

「こんに痴話。当方31歳、童貞
 精霊を入手しようと企む妖精であります」

う〜ん、何もない部屋の壁に話し掛け続けるのはけっこう苦行なものだ。
しかし密教かつ修行だろうから、多少の苦行は致し方ないのだろう。