俺の父親、板前で旅館の料理長をやってて今では店をやってわりと評判がいい
しかし腕はたしかなはずなんだけど旅館で働いていた頃はなぜあんなに貧乏だったのか
開業の資金を貯めてたというのはあるだろうけど休みはほとんどなくてほぼ365日働いているようなものだったのにあまりにもおかしすぎる
と思ったが旅館の待遇が悪すぎて誰もやりたがるはずがない。真面目に我慢して働ける父親はなんとかやってきたのだろうな
普通ならもっと待遇のいいところに取り入ったり、先輩知人を通して別のところに行くのだろうけど父親はコミュ力がまるでない
発達障害としか思えない言動だから取り入ることも頼る人脈も築けなかったんだろうな
大人になって冷静に自分を見たら父親とおんなじなのよね
今時、待遇悪いところでもコミュ力や要領の良さが必要とされる
俺には居場所がない

長文スマン