ビジネスホテルの受付のアルバイトをしていた時、深夜「ギャー!」と悲鳴が聞こえ、とりあえず行ってみると、
真面目な感じのサラリーマン風の男ドアの外に出てきて「ああ、済みません。何でもありません。」と言ったんで戻ったんだが、
翌日、今度は部屋の掃除に入ったオバサンがまた「ギャー!」と叫び、何事かと行ってみたら室内の壁、床、天井に糞が投げつけられていた。
サラリーマン風の男は一体何だったんだろう。それが目的で一泊したんだろうか。

同じくビジネスホテル。
深夜、異様な風体のアジア系の男が入って来て「ダラー」、「エクスチェンジ」を連呼しよく分からない紙幣をさし出して来た。
こっちは「ここは宿屋だ。外貨の扱いは出来ない。明日の朝にでも銀行へ行ってくれ。」と何度か言って帰ってもらったが、
アイツは到着したばかりの密航者だったんじゃないかね。円の世話を引き受けたヤツもいなかったんだから、独力で来たのかも知れない。
フロントのテーブルは奥行きをもうけて即座に攻撃を受け難いようになってたんだが、ヤツは翌朝から円がいるだろうから、
なにも自国通貨を米ドルに変えてから円に交換せずに刃物か何かで襲うという選択肢もあたまに浮かんでたかもな。
ヤツがその後どうしたのかは知らん。