探検
高校ん時の同窓会に行った時の話する [転載禁止]©2ch.net
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現在35歳 独身
最終学歴 某国立大
容姿 強面 体も無駄にデカイ
彼女いない歴=年齢
一体何があったのか・・・
俺はこう考えた。
恐らくこれを送りつけてきたのは高校の時教室でぎゃあぎゃあと喧しいことこの上なかったリア充共だろう。ボッチだった俺への挑戦状と見ていいだろう。
そこまで考えた俺は不意に怒りに駆られた。ケンカ売ってんのかと。送りつけられてきた葉書の上から「寿」とかいて送り返してやろうかとも考えたが、それは余りにも大人げないので止めておいた。
だから俺はこの挑戦を受ける事にした。これぞ大人の対応。大人の余裕。だが、その余裕は同窓会であっさりと崩れさることになる。
最早体と一体化していると言っても過言ではない愛用のジャージを脱ぎ捨て、比較的マシな服に着替えた俺は、
某ショッピングモールに向かった。
空間に足を踏み入れたとたん突き刺さる視線。視線。視線。
妹曰く、俺は俗に言う「強面」というやつらしい。特に目付きがヤバいらしく、犯罪者のそれだとか。
俺がその点を全く考慮せずぽわぽわ空間に突入したのは愚かだったと言わざるを得ない。
現に今も女店員が張り付けた笑顔を浮かべながらこちらを警戒している。
女店員「あの・・・何かお探しですか？」
俺「はあぅぇい！？へ、いや、あのその別に・・・・」
女店員「・・・・・・・・・・・（笑顔）」
ヤバい警戒度が上がった！ここはひとまず戦略的撤退を・・・・！？
か こ ま れ と る や ん け 。
クッソ仲間を呼ばれた!どうするよ俺。だが俺には策があった。ここが服屋であることが幸いした。
その名も「試着室逃げ込み大作戦」である。どこかネーミングが昭和臭い。
俺は適当にその辺の服をひっ掴み、試着室へと向かった。
結果として作戦は成功した。服は警戒心丸出しの店員さんに見繕ってもらった。
時刻は午後五時半、俺は店員さんに見繕ってもらった服に着替え、バスに乗り込んだ。同窓会の会場は自宅からバスで四十分
ほどかかるバス停から歩いて5分程度の場所にあるホテルで、そこの一階にあるホールを借りたらしい。同窓会は７時からなので十分間に合う。いや、家から近くて助かった。
案の定、三十分ほど早くに着いた俺は近くの書店で時間を潰すことにした。
文庫本コーナーのところでうろうろしていると、急に視界がぐらついた。なんのことはない、ただのてんかん発作である。
俺は子供の頃に「側頭葉てんかん」だと診断され、同時に「ゲシュヴィント症候群」であることを知らされた。薬物治療はしなかった。その時家にお金が無くて、継続的に
薬代を払う余裕など無かったからだ。
威圧感を与える体にさらにマイナス要素をプラスすることになった。俺はそれまで親しかった友人たちからも孤立し、ボッチ街道を歩むこととなった。
側頭葉てんかん、ゲシュヴィント症候群についてよく知らない人は俺に聞くなりググるなりして下さい。
まあ俺の病気なんて皆はどうでもいいだろうから、ちょこんと頭の片隅に置いてもらえればそれでいい。
そんなこんなで、同窓会開始十五分前。俺は会場へと来ていた。すでにホール内には多くの人が集まっており、ぎゃあぎゃあと喧しいことこの上ない。
高校の時から全く成長していないにも程がある。まあ俺も人のこと言えないんだけど。
受付みたいなところ(?)で葉書を見せ、OKがでたので適当にその辺の壁に寄りかかった。手にはワイングラス。おいおい、今俺すっげぇカッコいいんじゃねぇの?
と思ったが、何しろ先述の通り俺は強面。ついでに身長187cm。そんなやつが、ちょっと高そうな服を着てワイングラス片手に壁に寄りかかっている姿を想像してみてほしい。
893にしか見えねぇ。
その十五分間は、誰に話しかけることも話しかけられることもなくただぼーっとして過ごした。俺は急速に帰りたくなっていった。
「本日は皆さんお忙しいところ集まっていただき、誠にありがとうございます。我々H高校２年D組は、青春の真っ只中全力で思い出作りに励みました。
その思い出作りを助けて下さった当時の担任、芥川先生にお越しいただいております。芥川先生、何か一言おn」
まだまだ続くので割愛。そして芥川先生について書いておく。
芥川先生 通称龍ちゃん（文豪 芥川龍之介からとったもの。先生の名前には掠りもしない。
担当 国語（主に現国）
基本スペック 高校担任当時22歳。同窓会の時35歳で、今は40歳ぐらいだと思われる。
身長180cm前後。顔は上の中くらい。つまりイケメン・・・なのだが、先生の場合どちらかというと男前。堤真一を想像してみてもらえればいいと思う。
性格は基本的におっちょこちょいで、頼れる先生とは言いにくいが、たまにすげぇ深い事を言う。
俺の恩人。
そして始まった同窓会。それぞれはおよそ13年ぶりに会えたことが嬉しいのか、ハイテンションで会話を始めている。ぎゃあぎゃあと喧しいこと以下略。
俺はといえば、特に会話する相手もいないのでひたすらテーブルに置いてあるご馳走を食っていた。うわぁ俺すげぇ邪魔。すると急に声をかけられた。
「おお丸山、久しぶりやなー。元気にしはっとったかー?」
私の名前を呼ぶあなたはだあれ?と振り向くと、そこには芥川先生がいた。
「はあ、まあぼちぼちです。」
ごめん嘘ついた。全然ぼちぼちじゃねえ。う、うん、取り敢えず会話を続けよう。
「先生はどうなんすか?」
「あー？うん、まあぼちぼち、やな。」
「そ、そっすか。」
「うん。」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
うわあああああ。気まずいいいいいいい。
いや待て落ち着け俺。こんなときこそ我が妹からの助言に頼るべきだ。大丈夫、妹からのメールにあったアドバイスは全て記憶している。ここは・・・
「先生、もう３５歳ですよね。いや、若いなー。僕は先生ぐらいの年になったら老け込んできちゃうんだろうなー。先生が羨ましいっすよ。」
完璧すぎる・・・目上の人に対しての常套手段、「誉める」と「自虐」を１つに完成させたこの一言・・・通らない筈がない！！
「おいおい、おべんちゃら(京都弁でお世辞のこと)はいいて。俺もそろそろ年でなあ。」
その後も芥川先生とうまく会話をこなし、トラブルなく別れる事が出来た。
妹、マジであざっす。
「おーっす、久し振りー！」背中ポン
背後からかけられた声に若干飛び退きつつ振り返ると、そこにいたのはイケメンだった。死ね。
「あ、ああ、久し振り・・・」
うおっしゃあああああ噛まなかったあああああ
「うっはー、丸山君とか久し振りすぎてヤバイわー！相変わらず怖い顔してんなー！つか、背伸びてね？うっは、高身長とかマジ羨ましいんだけど！」
ナニコイツナンデオレノナマエシッテンノ。というか、まるで高校ん時から俺のこと知ってたみたいな口振りだなおい。
「えーっと、すまん、名前なんだっけ？」
「うっはー、名前忘れられるとか超ショック！」
そのうっはーってのはお前の口癖なのか？そうなのか？ていうかノリがうぜぇ。
「俺は榊原盛弥（さかきばら せいや）だ。今度は忘れんなよ？」
「お、おう。よろしく。」
なにこれ今すげぇナチュラルに握手求められたんだけど。こいつはひょっとしてアメリカ人かなんかなのか？
「おーっす、久し振りー！」背中ポン
背後からかけられた声に若干飛び退きつつ振り返ると、そこにいたのはイケメンだった。死ね。
「あ、ああ、久し振り・・・」
うおっしゃあああああ噛まなかったあああああ
「うっはー、丸山君とか久し振りすぎてヤバイわー！相変わらず怖い顔してんなー！つか、背伸びてね？うっは、高身長とかマジ羨ましいんだけど！」
ナニコイツナンデオレノナマエシッテンノ。というか、まるで高校ん時から俺のこと知ってたみたいな口振りだなおい。
「えーっと、すまん、名前なんだっけ？」
「うっはー、名前忘れられるとか超ショック！」
そのうっはーってのはお前の口癖なのか？そうなのか？ていうかノリがうぜぇ。
「俺は榊原盛弥（さかきばら せいや）だ。今度は忘れんなよ？」
「お、おう。よろしく。」
なにこれ今すげぇナチュラルに握手求められたんだけど。こいつはひょっとしてアメリカ人かなんかなのか？
自分にはとても。
まあ色々あったからなー。親死ぬわ轢かれるわ妹がイジメられるわ。そのたんびに東西奔走してきたから、メンタルは強い方なのかもしれん。
身長175cmぐらい。イケメン。チャラくてノリがうざいけどいいやつ。あとイケメン。それとイケメン。ついでにイケメン。
高校ん時はクラスの中心だった。独身。超以外。
馬鹿お前一人がつまらないってのはリア充の価値観によるもので、こちとら全然寂しくねえっつの。いやほんと。なのになんで先生や親、リア充共は友達が居ないことに対して詰め寄って来るんだろうな。いらねぇお世話だっつの。
友達が欲しいのに友達がいないなら話は別だが、
そうではないならな・・・
一人がつまらないというが、
友達でもない苦手な相手といる方が尚更だしそれどころか気兼ねだし。
もうほんとそれ。俺の言いたいことを綺麗に代弁してくれてどうもありがとう。
君は男を見せたんだ！ そういう本物の男を俺はリスペクトする。
俺の話だが、１５年前に歯科大学を卒業、勤務医になるも実家の不良債務問題で一旦歯科医業を中断。
債務整理が終わった途端、親の介護と不満タラタラのヒキコモリ弟の面倒を見んならん状態。
患者さんに迷惑かけたらあかんし、週１で外来、それ以外は工場や飲食等のバイトを掛け持ち
とにかくヒキコモリ弟に俺が勤務医として働ける状態に協力するまでの持久戦のつもりで戦った。
結局ダメだった。ヒキコモリは何してもヒキコモリから抜け出す事は出来ない。
卒後１４年目にしてどういう訳か同窓会の誘い。俺は行って来たよ。
もう結婚して子供もいて、半数以上は歯科医院を開業している。
話題は生命保険の話ばかりだった。皆、自分に何かあったら家族を守らなければならないという
それさえも俺には余裕のある人生に見えた。
仲の良かった同窓生から
「自分、どないすんの？」と、ちょけとる発言
俺は堂々と「なっともしゃーないねん！」と睨み返した
一同しーんとなって、俺は「何も失う物が無くなった人間は何でも出来るんじゃ！」と、言って
最大の笑顔で皆に「俺帰るわ、またさそってや！」と言って帰って来た。
何にもならんと思うかも知れんが、俺が出来る最大の最良の事だったと思う。後悔は全くしていない。
お前かっこよすぎるだろ・・・俺は妹に依存しちゃうとこがあったからな・・・
「おーい皆！丸山君つれてきたぞー!」
おい馬鹿やめろ余計なことすんな
「丸山君？ってええ！？ww」
「ガードマンかなんかだと思ってたwww」
「ひょっとしてそっちの道に進んじゃった系？ww極道的な？www」
泣いていいかな。それと最後のやつ後で表出ろ。
「ほらほら丸ちゃん、改めて自己紹介自己紹介！」
丸ちゃんて。誰だよ。まあ、こんな大勢の前で逃げる訳にもいくまい。全く、人気者は辛いぜ(震え声)
「ああ、えっと、丸山だ。こんな怖い顔してるが、そっちの道に進んだ覚えはないっちゅの。・・・まま、よろしく頼むわ。」
やっべえええええええええええええ
「ほら皆、拍手拍手！」
「あ、うん、宜しくー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
「宜しくなー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
「どうもー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
榊原先輩・・・一生付いていきます。でも拍手は頂けない。減点１０。うん、やっぱりリア充は駄目だ。
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁしてた奴等
一番上 甘利 女 可愛い。妹には負けるけどな！独身。
中 毛藤 男 フツメン。家庭もち。
下 芳野 女 そこそこ可愛い。家庭もち。
「ところで、皆もう結婚してたりするの？」
そんな甘利の素朴な質問に毛藤が答える。
「僕は結婚してるけど・・・そういう甘利はどうなんだ？」
「へ？私?私はまだ独身だけど・・・っていうか、モトちゃん結婚してたの?こ、子供とかもいたりするの？」
「うん、娘が１人いるよ。これがほんとにかわいくてさー。」
「あ、そういうのいらないんで。」
「お前ひどすぎるよー！」
榊原の冷たい反応に毛藤が悲痛な叫び声を上げ、一同がどっと笑う。楽しそうだなー。
「そうそう、榊原ってまだ結婚してないんだよ？意外でしょw」
「おい、それは言わない約束だろwww」
「え、嘘。あんなにモテてたのに？」
「そういう芳野は？」
「私は結婚してるよ。子供はいないけど。」
「えー、子供作れよー。親になるって良いもんだよ。」
「ちょっとモトちゃんそれセクハラwww」
楽しそうだな。本当に、楽しそうだ。
だから、「普通の人生を送れてる奴」は嫌いなんだ。
「普通」ってのがどれだけ至高のものなのかあいつらは理解していない。「普通の人生を送れてる」時点で、そのありがたみに気付ける奴はほんの一握りだ。
そんな奴等に、どうしようもなく羨望し、熱望し、高望みしてしまう。
だから、俺は「あいつら」が嫌いで、そんな「あいつら」に嫉妬してしまう自分が、何よりも大嫌いだ。
「・・・・悪い、ちょっと手洗い行ってくるわ。」
「うん、いってらっしゃい。」
「てらー。」
背中に声を掛けられながら俺はトイレに向かった。そこで個室に入って、泣いた。声を殺して。悟られないように、気付かれないように。３０のおっさんが何やってるんだ。
恥ずかしくて情けなくて、涙が出ちゃいそうだ。もう出てるけど。
でも、限界だった。あれ以上「家庭」の話をされていたら、あの場で俺は泣いていたかもしれない。
いつの間に俺はこんなに弱くなっていたんだろう。１人立ちする前は、もっと強かった筈なのに。
それはきっと、「守るべき人」がいたからだ。俺にとっては妹。親に頼れないのなら、俺が妹の味方をしてやる他ないだろう。
自分でもクサい事を言っていると思う。我ながら痛々しいにも程がある。
ただ、それでも。
きっと俺は、妹を守らなくてもよくなったことで、牙を抜かれたのだ。それだけは間違いない。
たいした度胸だな。
私は高校なんて大学の受験資格取得ぐらいにしか
考えていなかったので、何も思い出がないから
同窓会なぞ行ったことがない。それに誘いもなくなった。
高校は履歴書に書くだけの存在。
それに比べあなたは集まれば話せる仲間がいるじゃないか。
それはそれで素晴らしいことだよ。
ご意見をお伺いしたいのです。
実はゆびとまを見ていたら
中学で同級だった女性を見つけたもので
ネット検索してみたら、都心に事務所のある女社長になっていたことが
判明した。会社ＨＰを確認したところ社長宛にメールが送れるようだ。
小都市の小さな中学のことなど彼女はもう忘れているかもしれない。
彼女は地元の進学校からＷ大政経へ進んだ人である。
大都会の中でもまれ、勉強を積み重ねて今の地位を獲得したんだろう。
私は彼女にメールしてもよいのだろうか？
中学の思い出を克明に書けば、思い出してくれるかもしれないが。
（ちなみに姓は変わっている）
それとも遠くから活躍を祈るだけにしたほうがいいのだろうか？
小野妹子バージョンとかｗ
隋、ズイ、ズイ〜ってよく踊れるよなｗ
https://www.youtube.com/playlist?list=PL8Uxn2KTe3UAWv6qL676-WNTRYk-G0cEv
あなたがその女性についてどう考えているか、が大切な事だと思います。俺が何か言ってもいいけれど、結局それは第三者の意見に過ぎません。
だから、あなたが思うようにすればいいと思います。
でも、俺だったら遠くから活躍を祈る、を選ぶな。俺は卑怯だから、「昔のクラスメイトを陰ながら応援している」という事実があれば満足できる。できてしまう。
何だこの中毒性www俺こいつらはじめて知ったんだけど、有名なの?
トイレから出ようとすると誰かの肩にぶつかった。
「うおっとっと、す、すいません・・・って丸山か？」
「いえいえ・・・・って芥川先生?」
俺がぶつかった相手は芥川先生だった。もしどちらかがパンを口にくわえていたら、男が男を攻略するという誰得ルートに入るところだった。
危ない危ない。
「・・・先生、なんか顔赤いっすね。」
「ああ、はは。ちょっと酒のみすぎてなぁ。下戸が調子に乗るもんやないな、うん。」
「そっすか。・・・それじゃ、俺はこれで。」
そのまま立ち去ろうと先生のところを通りすぎると、ホールがある扉の前に立つ。そして開けようとしたところで、後ろから声を掛けられた。
「丸山、あんまり無理はするもんやないで。」
・・・・・・まさか聞かれていたのか？それとも見抜かれた?
いや、完璧に声は殺していた。それは得意分野だから、失敗する筈がない。それは癖だから、間違える筈がない。
・・・・多分、見抜かれたんだろうな。ったく、何が「いつもの俺だ」だよ。我ながら呆れてしまう。
芥川先生、か。下の名前は何ていうんだろうな。・・・ってあっぶねええええ！うっかり先生ルートに入るところだったよ！もう手遅れのような気もするけど、気にしちゃいけない。
ご意見ありがとうございました。
一言で言おう、ドアを開けたら誰もいなかった。いや訂正しよう、実際にはいたのだ。いたのだが、たった５人しかいなかったのだ。
つまり、俺がトイレで泣いtゲフンゲフン、トイレに行ってる間に３６人が消えた計算になる。俺のクラスは４２人だったからな。
・・・何故俺はこんなくっそどうでもいいことを覚えているんだ・・・
えーっと、残ってる奴等は・・・っと、榊原に甘利に毛藤に芳野に・・・誰だあれ。
え？お前がさっきしゃべってた奴等がほとんど？話ができすぎ？い、いや、他の連中とも挨拶はしたんだよ？でも割愛させて頂きました。ほら、色々都合上。
「ああーっ、ぐうっ、スッキリしたあぁーーーってんん？あれおかしいな、まだ酔ってるのか？」
芥川先生のお出ましである。先生はほとんど人が居なくなったホールを見て、しきりにはてなと首を傾げている。無理もねぇな。
大勢の人間が一緒に消失する・・・なるほど、これが噂のフラッシュモブってやつか・・・（すっとぼけ）
取り敢えず、先生は放置して、何が起きたのか考えるとしよう。
・・・いや、榊原たちに聞けるわけねぇだろ。絶対噛むよ。２ポンドかけてもいい。
つまり、36人がこのホールから消えた計算になる。なら、何故消えたのか?考えられるのは・・・
→修羅場・・・可能性はあるな。俺がトイレにいたのは15分から20分くらいだし、このホールは防音だから十分あり得る話だ。だが、修羅場が起きる理由が見つからない。
→二次会の会場に向かった・・・いやそれはない。それなら高校時代トップカーストだった榊原、甘利、芳野、毛藤がここにいるわけがない。
→今までの記憶は全部俺の勘違いで、最初からこの人数だった・・・考えるまでもない。
→今までのは全部夢・・・くどい。
→何らかの超常現象が起きた・・・いやいやいや。
今思い付くのはこんなとこか。あー、どうっすっかな。帰ろうかな。
で、結局この状態に至るまでの経緯についてだが・・・やべぇ、さっぱりわからん。
俺は腕組みをしながらホール内をうろうろしていたが、特に何も思い付かなかった。・・・高校の文化祭を思い出すなぁ。
ちょうど今みたいに、和気あいあいと衣装作りに励んでいるクラスメイトの後ろを、さも仕事しているようにうろちょろしながら声かけられるのを待ったもんだ。
・・・俺は昔から無駄に仕事は出来たからなぁ。何も言わずに引き受ける俺の利用価値はさぞ高かったことだろう。
そんなことを考えていると、急に後ろから声をかけられた。
「なぁ。・・・この状況に疑問を持ってるんだろう？・・・少し、あっちで話さないか？」
榊原だった。
え？これ誘われてんの？俺にはそんな趣味は・・・
いや、ふざけるのは止めとこう。どうやら榊原も真面目な話をしたいようだしな。普段のおちゃらけた口調が消えていることからも、それは推察できる。
あ、土曜日は無理かもです。
楽しみに待たせてもらいます
榊原は適当な椅子に腰掛ける。そして突っ立ったままの俺に座るように促した。俺はお言葉に甘えて椅子に座って前を向く。すると、榊原がこっちを見ていた。
「な、何だよ。」
「ああいや、やっぱり怖い顔してんなって思ってさ。」
「ほっとけ。」
「ごめんごめん。そう怒るなよ。」
「いや怒ってねぇし。」
「いやいや、その顔は怒ってるだろ。」
「だから怒ってねぇって。俺強面だから真顔だと怒って見えるんだろ。いいから早く本題に入れよ。」
生産性のない会話が続きそうだったので、無理矢理終わらせる。すると榊原は目を伏せ、溜め息を吐いた。
「まずは君に謝らなくちゃいけない。・・・すまなかった。
「は？いや、何でお前が俺に謝るんだよ。」
「そうか、まずそこから話さないといけないのか・・・・」
榊原は頭を掻くと、俺にあることを聞いてきた。
「丸山って妹さんいたよな。今何歳なの?」
「・・・・言っとくがお前に妹はやらねぇぞ。」
俺はこいつが妹を狙っていることを危惧してそう言ったのだが、榊原は苦笑しながら首を振った。
「ああ、違う違う。そういう意味じゃなくて。真面目に聞いてるんだよ。」
「・・・・今は２３歳だった筈だ。それがどうかしたのか?」
「ってことは、今から9年前になるのか・・・」
「んだよ、一体何の話だ。・・・・9年前になんかあったのか？」
「・・・・ひょっとして、覚えてないのか？」
今から１１年前・・・俺が21歳、妹が14歳か。
一体何が・・・あ、もしかして。
「ひょっとして、俺が大岡の野郎共をボコった時の事か?」
「正解。」
説明しよう。大岡の野郎共とは、可愛い妹に嫉妬して妹を虐めてたアホ女共に俺が一喝したら喧嘩は止んだもののおれに喧嘩を売ってきた奴等の事である。まあ普通にボコボコにしたけど。この体格は見せ物じゃねぇ！
「それとこれに一体なんの関係が？」
「話せば長くなるんだが・・・・・」
そう言って榊原は、衝撃的な事実を口にした。
要約すると↓
女共が妹を虐めていたのは、とある男子生徒が仕向けたもの。
その男子生徒は妹が好きだったが、肝心の妹が自分に全く興味を示さなかったため、自分に告白してきた女子生徒を利用しとある作戦を立てた。
その名も「虐められて傷心の妹を慰めて自分が王子様になる作戦」である。百万回くらい逝ってこい。
男子生徒は妹に対する虐めを起こす事には成功したが、肝心の「王子様役」を俺が奪ってしまったため失敗。ざまぁ。
そいつは不良の兄に泣きつき俺に差し向けてきたが俺にボコられる。ざ ま ぁ
クソガキ退場。
そしてアホに告白した女。好きな男子に利用されるわヤクザに怒鳴られるわ踏んだり蹴ったり。よく警察に被害届出されなかったな俺。
女、クズに問い詰めるも拒絶された上に虐めの主犯としてクラスで孤立。精神を病み施設に入る。
それにキレたのがそいつの兄、しかもそいつは俺の高校時代のクラスメイト。喧嘩では勝てないので地味な嫌がらせを続けるが悉く無視される。マジかよ、そんなことされてたんだ俺。
そして8年後、憎き俺をふと思い出したそいつはある作戦を計画。
その名も「同窓会で酔った俺を大人数でリンチ大作戦」。犯罪じゃねぇか。
資金を用意し協力者を得たソイツは、今日ついにその洒落にならん一大ドッキリ計画を発動する。
だが俺がトイレに行っている間に榊原が違和感に気づき、問い詰めるとあっさり白状。そしてキョドキョドしながら帰宅。
その救いようのないヘタレさに呆れた協力者＋白けた奴等も帰宅。そして残ったのは数人。
・・・なんだこれ。馬鹿のバーゲンセールかよ。
「いや、お前は何も悪くねぇだろ。・・・っていうか、本当の話なのか、それ？アホらしすぎてイマイチピンとこないんだが・・・
第一、そんなことのためにここまでやるか普通？」
「・・・・俺もそれがわからない。帰ろうとしてた協力者捕まえて聞いたんだけど、協力すりゃあ１０万が貰えたらしい。成功すれば更に+10万。しかもこの会場を用意したのもアイツだから・・・」
「つまり、かなりまとまった金が必要ってことだな。協力者が何人か知らねぇが、２、３人じゃねぇんだろ？」
「・・・・・・ああ、俺、毛藤以外の男子はほぼ全員だ。女子には声かけてなかったみたいだけど。」
「・・・・・・・・ハァ。」
うん、ため息しか出てこねぇ。男子って、ホントバカ。
もうダメだ...orz マジで緩いよ
３Jの反響が凄まじかった
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■■をneに変更する
空いた時間に少しするだけでも20〜30万！午前中だけでも50万以上、慣れてきたら100万〜300万以上可能です。
在宅で、スマホやパソコンがあればできます。 OL・主婦・学生の皆様もお好きな時間にお仕事していただけます
テレビ電話のようにに、ライブチャット形式で男性とお話しをするお仕事です。Skypeや、iphoneやmacのfacetimeでお話しするような感じです。
業界最高峰のボーナスプランをご用意してお待ちしております。インターネットが主流の現在、ライブチャットが主流なのです。
興味あれば、まずはホームページをご覧ください。質問や不安なことがあれば、メールでもラインでも受け付けておりますので、どんなことでもお聞きください。納得してから初めてください。お急ぎの方はすぐにでもお仕事できます。
メールはk.non1114@gmail.com
ラインIDはホームページあります。
ホームページ
http://www.berryberrie.com
小金澤ひでのりとは元々反りが合わなかった
小金澤ひでのりは俺の短気な性格を見越して喧嘩を常に売っていた
小金澤は生徒会長だったので基本的にみんなは小金澤ひでのりの味方だ
小金澤ひでのりが御多分に洩れず俺に喧嘩を売ってきたので
俺は小金澤ひでのりの首を☆めたところ小金澤ひでのりは
はい、☆人未遂罪成立。ブタ箱行き決定と冷静に切り返してきた
東西奔走(笑)
当時イケてたヤツはほとんど来てない。
社会に出て出世してるヤツも来てない。
中途半端なヤツばっか集まってたよ。
勝ち組ばっか集まると思ってたけど
当たり障りないないヤツが集まるんだな。
わざわざ赤ちゃん連れてくるバカもいる
既婚はともかく、ガキ連れはウザイな
俺は子供が嫌いだから泣かれたらイライラするだけ
同窓会はガキ連れてまで参加するものではない
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