赤坂のモンゴル料理店で4月、羊1頭分の肉が盗まれた事件で、警視庁赤坂署が、モンゴル国籍で住所不定、無職、
バトトルガ・ナランボロル容疑者(38)を窃盗容疑で送検していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。
男と店側との接点は確認されなかったといい、同署が詳しい動機などを調べる。

 事件をめぐっては、店側が防犯カメラの画像をモザイク処理などをせずインターネット上で公開。情報提供を求め、話題になっていった。

 送検容疑は、4月9日午前9時半ごろ、港区赤坂のモンゴル料理店で、店の入り口前に置かれていた羊肉を盗んだとしている。

 羊肉は重さ約28キロ(1万9千円相当)で、ビニールで密封されていた。同日午後6時ごろ、店の近くの路地裏に放置されているのを常連客が発見。衛生上の問題から店側が処分した。
 
 捜査関係者によると、男は羊肉が盗まれた9日、現場近くのドラッグストアから洗顔料など商品数点を盗んだとして、窃盗の現行犯で逮捕されていた。
前日の8日から友人らと酒を飲んで逮捕時は酔っており、羊肉盗難について「自分がやったのだろうが、覚えていない」と供述している。

 モンゴル料理店の防犯カメラには、リュックサックを背負い、
青色のパーカとジーンズを着用した人物が羊肉を持ち去る様子が写っており、同署が画像を分析した結果、映像の人物と男の特徴が合致。
今月24日、窃盗容疑で追送検したという。

http://www.sankei.com/affairs/news/160525/afr1605250027-n1.html
2016.5.25 19:37