後輩の結婚式・披露宴に参加した。
後輩も花嫁も、家族みんな幸せそうだ。
お色直し中、二人の生い立ちから馴れ初めのビデオを流していた。
小さい頃の写真、家族旅行の写真・・・どれを見ても幸せそうだ。

俺にはそんな写真は無い。
姉は障害1級、介助無しでは生きられない重度の自閉。

気が付くと、涙が出ていた。
同じテーブルの上司の視線を感じた。
酒が回った、年のせいだとごまかして席を立った。

後輩はいいやつだ。仕事もできる。嫁さんもしっかり者の美人だ。
2人とも幸せになって欲しいと心から願っている。

光が強いと影も濃くなるというのか、
幸せの門出を祝う席なのに、彼らの幸せを願う気持ちは間違いないのに、
しかし自分だけ取り残されているというか、違和感でもない、疎外感でもない、
どうにもならない嫌な気持ちにとらわれてしまった。
すまない、愚痴を書き込んでしまった。