森の中の製材作業場のような場所。ミイラのように包帯ぐるぐる巻きの人が2人、
手押し車に座った状態で縛られていて、うろうろしている。精神を吸い取られた
抜け殻らしい。その相手がまた戻ってくるかもしれないので、戸締まりは厳重で、
警戒態勢。

私の右腕の手首から動脈へ、長い棘が刺さっている。肘の上、上腕の中程まで
達している。取ろうとしてなかなか取れなかったのが、やっと先端をつまめて
引っ張ると、腕の中でぷつん!と血管の切れる感触があって、棘がずるずると
引き出されてきた。自由になった血管が切れた場所を修復しに、奥へ潜り込んで
ゆく。切れて腹腔内まで落ちていた断端を引っ張り上げて繋がろうとしている。

いつの間にか病院の個室のような部屋に居たので、ドクターに、「今腕の中で
血管が繋がったのですが、腹腔内にいくらか血液がたまっているようです。」と
訴える。ドクターは本気にしない。院長らしき人が、「この方のために病室は
1ヶ月確保してあります。それが標準的な手続ですが、それでよろしいですね?」
と言う。妻がそれに反対して、「それなら私は免許を返上してXXを共有し、
ずっとこの人の側に居ます。それで1ヶ月は制限なしになりますよね!」と怒る。

結果、院長は同意し、検査の日程が組まれる。皆は退出し、私は売店で軽食を買う。
ラスクの小袋が欲しいが、ごたごた陳列されていて、他の品を落としてしまう。
謝って、買う品を手渡したら、それも戻す品と勘違いされて店員が床に落とす。
ラスクが少し割れるが、それを買う。

私の腕に装着されていた点滴の管に、赤や黄色の液が混じったと思ったら、突然
緑色のほうれん草のようなものが私から流れ出て、管を詰まらせる。警報が鳴り
看護士が飛び込んでくるが、装置を見てパニクっている。私が「とりあえず非常停止
を押してから」というと我に返ってそうする。ドクターも来るが、なぜそんなことに
なったのかは全くの謎。苦痛は無いのだが、自分の体内がどうなっているのか不安。