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肥田舜太郎氏の著書より抜粋

米国政府は一九九〇年に、核施設とがんとの関係を調査した全三巻からなる報告書を発表しており、そこに白人女性の乳がん死亡率の全米平均が、一九五〇年から一九八九年のおよそ四十年間で二倍になったと記しています。
 しかし、その原因は単なる大気汚染や化学物質のせいで、「核施設に近いことががん死亡率に有意の影響があるという証拠は発見されなかった」と結ばれており、この結論に疑問をもったグールド氏は、独自に分析し直すことを試みたのです。・・・(中略)・・・
考えられるあらゆる要因を精査して共通項を突き止めたのです。
 それは、
「一〇〇マイル(一六〇キロ)以内に原発や核兵器工場、核廃棄物貯蔵所がある」
ということでした。・・・(中略)・・・
 そこで私は、現在日本にある五四基の原子炉を中心に、コンパスを立てて一六〇キロ圏の円を描いてみました。すると日本は狭いですから、北海道の札幌から九州までのすべての都道府県が、円の中にすっぽり入ってしまいました。・・・(中略)・・・
 日本人女性の乳がん発症率は、厚生省(当時)の統計によれば戦後五〇年間で五・七倍に増えています。


乳がんは原発が爆発しなくても増加することがわかっている。
安全な原発から再稼働するというインチキを否定する意味で、福島の事故はプラスαの要素と考えた方がいい。
原発を稼働すると環境にトリチウムなどの放射性物質をばらまくから乳がんが増えると考えれば辻褄もあう。

★西尾正道氏のトリチウムの危険性を解説した動画
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440280