腎臓の大病克服してさばいたゴロ 野球できる喜び感じて
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関東一(東東京)が10日、点の取り合いとなった日本文理(新潟)との一戦を10―6で制した。大病を克服した金森優君(3年)が守備の要として途中から出場し、役割を果たした。

甲子園に出たいと関東一に入った。1年生の2月、グラウンドを走っていて、いつものタイムが切れない。走れなくなり、自宅に戻った。春の都大会でメンバーに入ろうと努力を続けていたところだった。

熱があり、片目が開かないほど、顔がむくんだ。大きな病院で受けた診断は、「ネフローゼ症候群」。血液中のたんぱく質が、尿と一緒に流れ出てしまう腎臓の病気だ。顔や体がむくみ、疲れやすく、悪化すれば腎不全も起こす危険性がある。