福島第一原発の事故後、電源の復旧作業に携わり、「甲状腺がん」を発症した男性が労災認定されたことがわかりました。

労災が認定されたのは、茨城県にある東京電力の協力会社に勤めていた50代の男性です。厚生労働省によりますと、男性は11年間、放射線業務に携わり、福島第一原発の事故後は電源の復旧作業に従事していて、去年、「甲状腺がん」と診断されました。

累積された被ばく線量は「およそ108ミリシーベルト」ですが、そのうち「100ミリシーベルト」は原発事故後から3月下旬までの量だったということです。

これまでも原発事故後の作業の後、「白血病」や「肺がん」などを発症したとして5人が労災認定されていて、今回が6人目です。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181212-00000064-jnn-soci