県 ヨウ素剤の事前配布拡大へ|NHK 鹿児島県のニュース
ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180817/5050003869.html

鹿児島県は、川内原子力発電所から30キロ圏内の医療機関や
福祉施設の入所者などに対し、甲状腺の被ばくを防ぐ効果がある
ヨウ素剤を事前に配布することにしました。

ヨウ素剤は、原発事故などで放射性ヨウ素が放出された場合、
服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があります。

県内では原発から5キロ圏内の住民に配布されているほか、
今年度からは病気や障害などで支援が必要な人のうち30キロ圏内に
住む人たちにも配布されています。

三反園知事は17日の定例記者会見で、30キロ圏内の医療機関や
福祉施設の入所者などに対してもヨウ素剤を事前に配布する方針を
明らかにしました。

三反園知事は「医療や福祉の現場では状況によっては、
ヨウ素剤を取りに行けず、そこへ運ぶことも困難になる
可能性がある。県民の安全安心を第一に考え、実施することにした」
と述べました。

対象となるのは、原発周辺の9つの市と町にある82の医療機関と
164の福祉施設のあわせて246の施設です。

県は、今後保管や服用の方法について施設に対して説明を行った上で、
来年度中に配布できるよう準備を進めていくということです。

鹿児島県:川内原発30キロ圏内に安定ヨウ素剤を配備 - 毎日新聞
ttps://mainichi.jp/articles/20180818/k00/00m/040/119000c