来年度にも稼働 浪江の木材製造工場 公設民営、CLT生産視野 2018/08/17 08:00 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2018081754415

(抜粋)
浪江町に整備される大規模木材製造工場は、大型公共施設や住宅などに使う集成材の生産拠点として二〇一九年度にも稼働する見通しとなった。

九月ごろまでに設計などの計画を公募した後、来年三月に着工、二〇一九年度の操業開始を目指す。稼働から五年後の年間生産目標を一万五千立方
メートルに設定する。

県によると、県内にはいわき市や郡山市、塙町の計四カ所に民間の集成材製造拠点があるが、多くは住宅向け集成材の製造を担っている。浪江町では、
木造住宅に加えて近年、集成材の需要が高まっている体育館など大型公共施設整備に供給できる体制を整える。
 
大規模木材製造工場には放射性物質検査装置などを備えた選木施設、製材・集成材を製造する工場棟などを設ける。

県産のスギやカラマツなどを組み合わせ、耐久性に優れる集成材を生産する。製造実績を積み上げた後、強度や耐火性により優れるCLT生産に入る考えだ。

■販売先確保など課題