http://eprc.or.jp/info/20180625

一般社団法人地震予兆研究センター
:2018年6月25日配信レポート


一般社団法人地震予兆研究センターでは、賛助会員企業や契約している自治体、そして希望する全国の消防団・認定された自主防災会に対して、毎週月曜日・木曜日に「地震予兆解析レポート」を配信しております。

このところ、千葉・群馬・大阪とM5を超える地震が多発していること、更に昨日の新データでは四国東部、及び和歌山において、過去20年間に観測されたことのない大きな地殻変動が観測されていることから、
通常はレポート全ページを公開する事はしておりませんが、事前の注意喚起のため昨日配信したレポートを公開いたします。

なお、当センターが公開するレポートは、日本全国の電子基準点や地下水観測施設、地電流観測施設などで、観測されたデータの事実を公開しているものであり、あやふやな地震予知とは異なるものです。
ご覧いただく皆様においては、あくまでこのような事実が観測されているという視点でご覧いただければ幸いです。

一般社団法人地震予兆研究センター
理事 八木下重義


■M7:南海トラフ(今後地殻変動が反転した場合1ヶ月後程度・最大震度7)

最新週において「和歌山県南部・四国南東部」において「北北西に向かう地殻変動」が多くの地点において観測されています。

1997年以降、過去事例において、このように複数の地点で集中的に大きな地殻変動が観測された事例はありません。

しかしながらこのように多くの地点で同一方向への変動が事前に観測された事例としては「東日本大震災」があり、今回観測されたような状況は東日本大震災発生1ヶ月前に類似しています。

その為、今後数週間以内に地殻変動方向が逆向き(南海トラフ方向)に反転した場合には、東日本大震災発生前と同様の推移をたどるため、南海トラフ巨大地震につながる可能性が生じます。

今後の地殻変動値や地殻変動方向に注視し、このような地殻変動が継続する場合には都度臨時レポートを配信いたします。

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