“対策とれば原発事故起きず” 東電刑事裁判 島崎東京大学名誉教授が証言(しんぶん赤旗)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-10/2018051015_03_1.html
>公表前に防災担当の内閣府から「公表すべきではない」と圧力を受け修正を求められた際に「反対だ」と意見を述べたことや、国の中央防災会議が「長期評価」とはまったく異なる内容の地震予測を「強引に」発表したことを語りました。
> 11年3月、事故の2日前に、東北地方で陸地の奥まで浸水する津波を評価した内容を公表する予定だったのに、「電力会社に説明したい」などと4月に公表延期をいわれ、了承したことにも言及。
>「了承しなければ、たくさんの人が助かったかもしれない」と述べました。

元規制委員 内閣府から修正「圧力」 原発事故公判 津波地震 長期評価巡り(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018051002000161.html
>八日の公判で当時の地震本部事務局職員は、長期評価の公表直前、防災対策を担当する内閣府から、根拠となるデータの信頼性から「公表すべきではない」と要請されたと証言。
>島崎氏は九日の公判で、同事務局から「数値には誤差を含んでおり、留意が必要」と文言を加える提案をされ、「文面を付けるくらいなら公表しない方がいい」と反対したと明かした。最終的に文言を加えて公表した。
>地震本部は翌年、各地の長期評価で発生確率などの信頼度をA〜Dに区分。三陸沖から房総沖は津波地震の規模がA、発生領域と確率はCとした。
>島崎氏は「内閣府の圧力に対する」ため客観的に判断しやすい信頼度を設定したと述べた。