>>591 >>592 >>593 それな・・・

>「新型出生前診断」 一 般 的 な 診 療 へ
>3/3(土) 21:34配信 日本テレビ系(NNN)

>妊婦の血液でダウン症など胎児の染色体異常を調べる「新型出生前診断」について、
>日本産科婦人科学会は、厳しい基準で実施していた 臨 床 研 究 を 終 了 し
> 一 般 的 な 診 療 と し て 行 う ことを決めた。
>新型出生前診断(NIPT)は、 約 5 年 前 か ら
>カウンセリング体制などが整った89か所の 認定病院 で 臨床研究として 行われている。
>日本産科婦人科学会は3日に開かれた理事会で、病院にとって煩雑な手続きが必要な 臨 床 研 究 を 終 了 し、
> 一 般 的 な 診 療 と す る ことを決めた。ただ、認定を受けるための条件はこれまでと変わらないため、実施する病院が増えるかどうかは不透明。
>NIPTは、血液だけで胎児の一部の異常を調べられ手軽なことから、中絶につながりやすく、「命の選別」との批判もあるが、
>学会は 妊 婦 の ニ ー ズ に 応 え た い としている。

この新型出生前診断(NIPT)、別の報道(ホウドウキョク 3月30日)ではより詳しく

>日本では2013年4月から実施されている。

つまり「震災2年後」から始まっている。ちなみに
>>141 で報告した睡眠(異常)の研究に、国策的規模・予算の体制が取られ、アメリカで研究していた教授を呼び戻し機構長に招聘したのが「震災の翌年」。

>新型出生前診断(NIPT)の受けられる5つの条件
>1.胎児超音波検査で、胎児が染色体の数的異常を有する可能性が示唆された者
>2.母体血清マーカー検査で、胎児が染色体の数的異常を有する可能性が示唆された者
>3.染色体の数的異常を有する児を妊娠した既往のある者
>4.高齢妊娠の者
>5.両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性が示唆される者

そもそも「不安だから」といった漠然とした理由なんかで誰もが受けられる検査ではない。にもかかわらず、まだ「臨床研究」段階で・・・

>2013年4月から2017年3月31日までに4万8643人が受けています。

この期間の出生数が約100万人/年だから、4年で400万人の新生児に対して1.2%にも相当する妊婦(≒胎児)が受けている。
「臨床研究」と言いながら日本産科婦人科学会は、規模的にかなり積極的に検査を推進していることがうかがえる。
限られた人しか受けられない現在でも、少なからぬ割合の妊婦が受けているのに、これをさらに「一般的な診療」として普及させるという。
その際、上記の実施要件自体は変えないといいつつ、その一定の条件のもとで「一般的な診療」とすることで、より多くの「妊婦のニーズ」に応えることができると。
つまり学会は、「上記の条件に十分該当する」妊婦がまだまだ数多く潜在しており、これら妊婦を「検査すべき対象」だと見ている。
その一方でNIPTができる「認定病院」の条件も緩和はせず、実施病院が増えるかは不透明というから、今後一般化して検査の件数が増えても
このNIPTの検査データは従来通り、限られた認定病院から学会に集められ、一般の病院関係者は関知しえないものとなる。

また、この4年間に、羊水検査など従来型の(すでに臨床研究段階ではない)一般的な検査を選んだ妊婦はさらに多いだろうから、震災後数年間の妊婦の動向もうかがえる。
こうしたNIPT〜羊水検査などの「希望しないとやらない」検査を1ケタ%の妊婦が受けているとすれば、もともとリスクの高い妊婦が受けているのだから、
検査結果で異常の可能性が指摘され出産を断念する人は全妊婦の1%程度いてもおかしくはない。
かくして染色体異常を持った胎児は、新生児として表面的にはなかなか表れないが、出生数の減少として表れる規模になりうる。