中国を一党独裁と非難するマスメディア、でもアメリカは二党独裁ではないか?

民主主義の度合いは一般国民の自由度合いと直結している
一党独裁の中国と、二党独裁のアメリカで自由の度合いはさほど変わらないかもしれない

日本も、実質的に政権を担うのが一つの党(あと一つあるがほとんど政策に意見も言えない)
別の党が政権をとったときは、役人からの情報リークで潰されている

民主主義の進展の度合いを以下のとおりに考えるのであれば
まだ世界の政治制度は大幅に改善の余地がある

最も民主的 … 直接民主制
やや民主的 … 間接民主制、政権与党となりうる政党の数で比較、多い方がよりよい
民主的ではない … 選挙を行わない専制政治、王政等

中国は一党で選挙ではなく承認を得る投票で、北朝鮮も同様
日本は選挙制度はあるが、実質的に一党で行政を仕切っている
アメリカは選挙制度はあるが、政権を担える政党が2つだけ
イギリスは上院では選挙がない、下院で選挙はあるが上院と含めて政権を担えるのは2つの政党のみ

世の中にはさまざまな問題があり、個々人のもつ考え方も多様である
間接民主制で代理人を選択するという仕組みは、根本的に一般市民のそういった意思を取りこぼしてしまう欠陥がある
直接民主制は個別の問題ごとに一般国民が判断を下すことができる点で、この欠陥を克服できる

情報通信技術が発達した現在では、直接民主制は非現実的な方法でなくなっている

ところで香港のデモ、参加者は100万人超と報じられたが、香港の人口は750万人程度らしい
都市人口の7分の1に相当する人数がデモに参加、香港に住む人であればあり得ることだろうか?
反原発デモが国内ではほとんど報じられなかったが、中国が絡む問題の報道は大々的に行う日本のメディア
欧米日の各国はもはや国内問題を国内で報じられない状況なのかもしれない

人権アピールする米国も、ウィキリークスに(アメリカ政府に不都合な)情報を流した人物を追い詰めていて
政府がこういった姿勢になるのは、中央集権して大きな権力をもっているという共通点に由来するのだろう