「体調不良で運行不能」急増、東北運輸局調べ
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東北運輸局がこのほどまとめた2018年の事業用自動車事故発生状況速報によると、東北6県では運転者の健康状態に起因する事故が増加傾向にあることがわかった。
事業用自動車による死亡、重傷、転落、火災などの社会的に影響の大きな重大事故の発生件数は、バス224件(対前年比21.7%増)、ハイヤー・タクシー23件(14.9%減)、トラック247件(9.2%増)――となった。
主にバスの事故が増えたことで、全体での件数も494件(13%増)に57件増加した。死者数は全体で69人(30.1%増)と16人増加した。
発生件数のうち、自動車の装置の故障で運行できなくなったものが241件(22.9%増)と増加。このうち車輪が脱落した事故は30件発生した。
事業用自動車の運転者が体調不良となり生じた事故や、体調不良で運行を継続できなくなった事案は29件と11件(70.6%)増加しており、およそ半数が心臓疾患と脳疾患によるものだった。