新幹線のぞみでおきた3人殺傷事件、事件後に報道された犯人の生い立ちから
心理面で何が起きていたか、メモ代わりに書き残しておきます
放射能の影響で感情を抑えきれなくなる事例を防ぐことの助けになればと思います

・犯人の生い立ち(報道された内容の要約)
生まれてから中学校卒業まで、両親とともに過ごす
中学卒業直後に両親のもとを離れ、母方の祖母とともに暮らすようになる(戸籍も途中で変える)
中学卒業後は職業訓練校に通い、そこでの成績はよく就職するも1年半で退職
退職後は祖母と暮らすが、伯父に度々非難され伯父との仲はよくなかった

・心理面での推察
中学卒業直後に両親と別居、報道もされていたが両親との仲はよくなかった
事件後の父親のインタビューは、まるで他人事といった雰囲気であり
両親と不仲であるという情報が正しいと感じさせるものだった
今の日本では暴力による虐待については怪我などから発覚しやすい
不仲の原因は親から子供への心無い言葉の繰り返しだろうと推測される

一般論として「こうあるべきだ」という考えを元に、子供に対して叱る行為を繰り返していたのではないか?
子供の得意なこと、苦手なことといった区別なしに高い要求基準と比較していたのではないか?
子供が有能であれば親の要求に答えるが、心に傷を負うことは変わらない

中学卒業後は職業訓練校にて技術を学んでいたが成績は良かったようだ
おそらく人生で初めて自分に自信を少しずつ蓄えられた時期だと推測
自信がついて、就職に挑戦する勇気をもって就職することが出来たのだと思う

就職してもうまくいかなかった点、中学卒業までの親とのコミュニケーションが
基本的に子供を叱責、非難するものだったとすると、仕事上の誤りの指摘や
アドバイスといったものでさえも、叱責、非難するものだと錯覚し
少しずつコミュニケーションが困難に成っていったのではなかろうか(注意されて逆上など)

退職するころにはすっかり自信をなくしてしまっていたのだろうと推測する
では、立ち直らせるために必要なことはなんだったのか
コミュニケーションに対するゆがんだ思い込みを直し、自信を取り戻させ
再び就職にチャレンジさせることだろうと思われる