今月、吉岡町でとれた山菜の「タラノメ」から国の基準値を超える放射性物質が検出され、県は吉岡町に対して、出荷の自粛を要請しました。
県によりますと、今月9日に吉岡町の直売所で野生の「タラノメ」から、国の基準値の2倍にあたる、1キログラムあたり200ベクレルの放射性セシウムが検出されたと厚生労働省から県に連絡がありました。
これを受けて県が今月17日、吉岡町でタラノメを採取して検査したところ、基準値を超える放射性セシウムが検出され、県は20日、吉岡町に対して野生の「タラノメ」の出荷を自粛するよう要請しました。
県によりますと、この直売所では、同じ場所で取れた「タラノメ」が今月3日から10日までに122パック販売されたということです。
県は、東京電力福島第一原発の事故の影響とみて、野生の「タラノメ」について、県内全域で放射性物質の検査を行うことにしています。
県内では、高崎市倉渕地区の「タラノメ」から基準値を超える放射性セシウムが検出されていて、平成25年から出荷の自粛が続いています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180420/1060001662.html