汚染された牧草を土に戻す「すき込み」に住民から不安の声 宮城・南三陸町の住民説明会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180221-00010003-oxv-l04
福島第一原発事故の影響で放射性物質に汚染された牧草を土に戻す、「すき込み」処理について宮城県南三陸町で住民説明会が開かれました。住民からは風評被害を心配する声が上がりました。

住民説明会は20日夜、宮城県南三陸町戸倉の戸倉公民館で開かれ、地元住民5人が参加しました。
南三陸町では放射性物質に汚染された牧草約290トンを町内16ヵ所で一時保管していて、このうち400ベクレル以下の汚染牧草280トンを土に戻す「すき込み」処理するとしています。
説明会では町は安全性を確認しながら作業を進めるとしていて、住民からは反対する意見は出なかったものの、風評被害を心配する声が上がりました。

地元住民
「戸倉地区に水源があるし、戸倉地区は漁をして暮らしている町でもある。風評被害がさらに増えて出てこないかという心配がある」
町は来月中から処理を開始する方針です。