原発再稼動で送電容量が不足しだすと、再エネが止められそう

送電線の有効活用で再生エネを伸ばそう
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO26813940S8A210C1PE8000/

経済産業省の有識者会議が、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた送電線の効率利用策の検討を始めた。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーはできるだけ伸ばしたい。
だが送電線の容量に限りがあり、発電しても消費地へ送ることができない問題が、普及を阻む壁の一つになっている。

送電線の増設は手っ取り早い解決策ではあるが、巨額の資金を投じて利用率の低い設備を増やすべきではない。
まずは既存の送電線を最大限、使う工夫を考えることが重要だ。

送電線は電力会社が保有・運用する。有識者会議はこの運用ルールを見直し、使われていない送電線の隙間を再エネ事業者などに開放する方法を検討する。

送電線に流せる電力の算定方法を見直したり、非常時に備え確保してある枠を平時に使えるようにしたりすることで容量を増やす。

送電線が混雑してきた場合は、送電を止めたり、減らしたりすることを条件に、希望する事業者に日々の運用で生じる隙間の利用を認める。