2017年11月25日

<汚染牧草>農研機構が栃木で堆肥化試験 暫定許容値以下へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000018-mai-soci
 東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質に汚染された牧草について、国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(茨城県つくば市)が宮城県登米市と協定を結び、栃木県那須塩原市にある畜産研究部門で堆肥(たいひ)化の試験を進めている。
同機構は家畜の排せつ物を加えるなどしながら、汚染牧草を新たな資源として有効活用することを目指す。
略)
 使用する牧草などに含まれる放射性セシウムは、農地にすき込むことができる暫定許容値(1キロ当たり400ベクレル)をやや下回る濃度。また、施設で飼う牛のふんを加えて堆肥化する試験にも取り組んでいる。
分解されることがないセシウムは、これまでの研究で堆肥化により「濃縮」されることが判明している。同機構は堆肥になった段階で許容値以下にとどまるよう「コントロールできるか」に留意しながらデータを収集するという。