中国 来週開催の北朝鮮への圧力強化の外相会合を批判
1月10日 19時28分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011284421000.html

>北朝鮮への圧力強化などについて協議するため、来週アメリカとカナダが主催して開く関係国による外相会合について、
中国外務省の報道官は、「国際社会を分裂させるだけだ」と批判するとともに北朝鮮をめぐる問題については、国連の安全保障理事会などを通じて解決を図るべきだと主張しました。

北朝鮮への圧力強化などについて協議するためアメリカ政府とカナダ政府は、関係国による外相会合を、来週16日にカナダのバンクーバーで開くことにしていて、韓国や日本なども参加する見通しです。

これについて中国外務省の陸慷報道官は10日の記者会見で、「国際社会を分裂させ朝鮮半島の核問題の解決を推進するという共同の努力を損なうだけだ」と批判しました。
そのうえで「関係各国は、情勢の緩和や対話の推進に努力するべきで圧力をかけ、孤立させるだけの手段をとるべきでない」として対話に向けた努力が重要だと指摘しました。

また陸報道官は「北朝鮮の核問題に関わる重要な国々が出席しない状況では、問題解決を推し進めることはできない」と述べ、
北朝鮮や中国が参加する6か国協議の枠組みや国連の安全保障理事会を通じて解決を図るべきだと主張しました。