霧島連山・硫黄山で低周波地震発生「マグマの動きと関連が」 2018年02月16日 12時07分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23798.html

霧島連山を構成するえびの高原の硫黄山では15日、地下の浅いところを震源とする小さな低周波地震が2回観測された。地下のマグマの動きと関連があると
見て、気象庁は天候が回復次第、現地調査を行うとしている。

気象庁によると、硫黄山では15日午前7時31分と同11時52分の2回にわたって、振動の幅が小さな低周波地震が発生した。これに伴って、微小な火山性地震も
ときどき観測されているという。

15日の時点では、硫黄山の斜面に設置された観測データに特段の変化はなかったが、GPS衛星を使った観測では、昨年7月ごろから地殻変動が続いており、
霧島連山の深い場所でマグマの蓄積が続いている可能性が考えられるという。

硫黄山周辺では、今年1月19日にも火山性微動に伴って、斜面が隆起する地殻変動が観測された。その後は、火山性地震が一時的に増加している。

http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/3/7/23798/2018jan19iouyama.jpg
先月のえびの高原硫黄山のようす(気象庁の火山監視カメラより)