シナブン山 火口にフタする奇妙な傘雲 連続出現 インドネシア 2018年02月06日 11時10分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23688.html

活発な火山活動が続くインドネシア・スマトラ島のシナブン山では3日、山頂火口をフタするような奇妙な形の傘雲が連続して発生し、注目を集めた。

同国国家災害管理局(BNPB)によると、シナブン山は先月27日も爆発が相次ぎ、噴煙が2500メートル上空に到達。大規模な火砕流も発生している。

今月3日の夜には、山頂火口内の溶岩のオレンジ色の光を覆う見事な傘雲が出現。そのようすは火山から10キロ東へ離れた
ホテル「Berastagi Nachelle Homestay(ブラスタギ・ナチェレ・ホームステイ)」の屋上からもはっきり見えたという。

当サイトではすっかりおなじみとなった傘雲は、層状の雲が次第に厚くなってできるもので、ふもとから見ると静止しているように見えるが、
この雲が発生しているとき、山頂付近では強い風が吹いていて、風上と風下では雲が激しく新陳代謝を繰り返している。

このため、同日のさらに遅い時間には、連続して生まれた傘雲が幾重にも重なるように上空に浮かぶようすも目撃されている。

迫力ある噴煙や溶岩だけが火山の魅力ではないことがわかるだろう。

http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/3/6/23688/27656983_2009210805762728_5711614545885548490_n.jpg
今月3日のシナブン山。火口のマグマが火山ガスに反射して赤く見える火映が見られる(Berastagi Nachelle Homestay)

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インドネシアの火山写真家エンドロ・レワさんがほぼ同時刻に撮影した傘雲(c?endro_lewa)

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いくつもの傘雲が生まれて上昇していく(c?endro_lewa)


1枚目ブラウザで

他に拾ってきた
https://earthreview.net/wp-content/uploads/2018/02/sinabung-kasagumo-0203.jpg