> 医 療 的 ケ ア 児 急 増
> 制度追いつかず 支える仕組み必要
>1/14(日) 15:54配信 京都新聞

>出生時の病気や障害でかつては亡くなっ
>ていた新生児が医療技術の進歩によって
> 救われるケースが広がったことで、
>医 療 的 ケ ア 児が増えている。
>だが障害者福祉制度は実態に追いついて
>いない。必要なケアがあれば、外で活動
>できたり自宅で暮らせたりできる子ども
>らが不自由を強いられている。
>重度の心身障害がある子はデイサービス
>などの障害福祉サービスを受けられる。
>だが、医療的ケアに特化したサービスは
>事業所の報酬が少ない上、看護師が配置
>されておらずリスクが高いとして、受け
>入れを拒否する事業所が多い。
>保育園や幼稚園、学校の受け入れ体制も
>不十分だ。2016年度保育園に入った
>医療的ケア児は全国で337人しか…。
>小中学校だけでなく、特別支援学校でも
>保護者の付添いを求めるケースは多い。
>いずれも看護師ら医療的ケア可能な人員
>の配置が進んでいないことが要因だ。
>医療的ケア児の生活を支える訪問看護の
>供給不足も課題だ。医療的ケア児を看護
>している伏見区の訪問看護ステーション
>の所長は、「お年寄りと比べ、子どもは
>体調が急変しやすくケアも時間が」と。
>高齢者と比べて看護師1人が担当できる
>利用者数が少ないため収益は減る。
>医療的ケア児を引き受けるステーション
>は限られ、同ステーションの場合、往復
>2時間かけて遠方まで訪問することも。
>国は16年に、児童福祉法と障害者総合
>支援法を改正し、医療・福祉分野と連携
>して医療的ケア児を支援する努力義務を
>自治体に課した。厚労省は18年度から
>医療的ケア児に特化して訪問看護や障害
>福祉サービスの報酬を加算する方針を示
>している。
>こうした動きを踏まえ自治体や関係機関
>は、制度のはざまで苦しんでいる医療的
>ケア児と家族を支える仕組みづくりを進
>めるのが急務だ。